ソードアート・オンラインを読みました

　電撃文庫版『ソードアート・オンライン』を読了。
　読み疲れたからちょっと本を閉じよう、なんて欠片も思わず読み終えてしまう本というのはなかなか出会えないものでして。それが自分のように活字中毒とは言い難い人種だとなおのこと。変に物書きをしていると余計な部分に目がいって集中できなかったり。ですが、あっという間に読んでしまった辺り、やっぱり自分はこの人の書く話が好きなのだろうなぁと改めて思いました。SAOはやっぱり面白いです。展開を知っているのにページをめくる手が止まらないのはやはり楽しい。それに、やっぱり読みやすいのは大事だと思うのです。アクセルワールドも夢中になって読んでしまいましたし。
　web版と比べて序盤の入りが結構変わっていたので、そこで敬遠していた人には読んで欲しいかもと思ったりします。ともあれ、こんなブログを覗いているような人は皆MMO小説好きで、しっかり読んでたりするとは思うのですが……。

　以下はネタバレで続きます。

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　次巻への伏線の配置なんかが目に付いて、展開を知っている身としてはちょっとニヤニヤできました。全体的に重要展開となる場面の前に、きっちり予備知識を読者に与えるエピソードを持ってきていたりするあたり、読んでいて気持ち良かったです。この辺りは昔読んだときには意識して読めなかった部分だなぁとか思ったり思わなかったり。
　イラストの印象もあって、若干登場人物たちのイメージが変わったなぁと読んでいて思ったりもしました。これはどちらかというと、成長したキリトたちのイメージが自分に根付いちゃってたからかもしれないですが。
　地味に伏線が増えていた気がしますが、どうなんでしょう。Web版と読み比べてはいないので、細かいところまでは良く分かりません。一番引っかかったのはクラディールさんの最期だったりしますが、うーん。あと、やっぱり最上階まで攻略する展開は読みたいなーと思ってしまったりしましたが……むぅ、二次創作したくなっちゃうじゃないか、ばかぁ！　と言いたくなったりします。
　用語まわりが親切設計で、言葉のイメージで何を指しているかわかりやすく変更されていたのは初見の人に対していいなぁとか思ったり。
　穿った見方をすれば、もっと色々ネガティブな感想もでてきたりしますが、そこは以下略な感じでひとつ。
　さて、徒然に書き散らした感想ですが、以上で終わりとさせて頂きます。読み終わった勢いでの感想だしね！
　
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　少し話はずれまして、最近ネットでかなり増えたMMO小説ですが、この先また増えていくんでしょうか。もう全然読めてなくて、嬉しいような寂しいような。とにかく今は自分の作品を書き終えることを考えて行こうと思った春の夜。桜も少しずつ散り始めてますねー。